
ここでは半導体分野にて利用されているCADについて解説しています。 半導体の回路設計の分野では、形状設計だけにはとどまらないことが多く、CADではなく、EDAと呼ばれることが多いようですので、ここではEDAについて解説します。
EDAは、「Electronic Design Automation」の略語で、電子機器・半導体を含む電気系の設計作業を自動化するために用いられるソフトウェアやハードウェアまたは、それらを利用した設計・製造工程全般をさすようです。
一般的には、半導体の設計や製造工程および、それを部品として実装されるプリント基板の設計を自動化する際をさす場合に用いられているようです。EDAは、CADやCADなどを用いて発展させているため、包含するような格好の意味合いで用いられています。EDAは、前述したとおり手法そのものをさす場合が多く、自動化を担っているシステムそのものの呼称は、「EDAツール」、EDAツールの開発や販売業者は「EDAベンダー」と呼ぶようです。
EDAのベンダーとしては、ベンチャー企業が新しいツールを開発する状況が続いてはいるようですが、米3社の「ケイデンス・デザイン・システムズ」・「シノプシス」・「メンター・グラフィックス」が広いシェアを誇っており、ベンチャー企業の一部はシェア率の高い上記3社に買収されていったことも多くあったそうです。
余談になりますが、かつては、「EDA」ではなく「E」のつかない「DA(Design Automation)」と読んでいた時期もあり、電化による自動化ではなく、デザインの自動化という抽象表現だった時期もあるそうです。半導体分野で作業をされる際などでEDAという単語が出てきた際は、これらの基本的な情報を思い出していただければと思います。